
2/8(土)にHAUN 田端にてワークショップイベントを開催しました。
今回のテーマは、2月ということもあり、チョコレート!
東京・蔵前に店舗兼ファクトリーを構える「ダンデライオンチョコレート」さんをお招きし、入居者に向けてワークショップを行っていただきました。
ダンデライオンチョコレートは、米・サンフランシスコ発のビーントゥバーチョコレート専門店で、シングルオリジンのカカオ豆とオーガニックのきび砂糖のみを使用し、すべての製造工程を自社ファクトリーで行っているチョコレートメーカーさん。ひょっとしたら耳にしたことのある方もいるのでは?
今回ご参加いただいた入居者さんは、普段から一緒にご飯を食べたりお出かけをしたりと、すでに顔見知りの方々がメイン。最近ご入居されたばかりの入居者さんも参加されました。
新しいコミュニティに入ることって、ほんの少し勇気のいることだけど、入居者のみなさんはあたたかく迎え入れてくれますよ!普段の生活やイベントを通じて仲良くなったり、現地にいるHAUNスタッフを通じて紹介し合ったりもしています。かといってイベントの参加などは強制していないので、程よい距離感を楽しんだり、自分に合ったHAUNでのコリビングライフを楽しんでいただけます。

さて、HAUN 田端でのイベントは主に小上がりスペースを使用して開催しています。
みなさん揃って真冬なのにサンダル!スリッパ的な感覚なんですかね(笑)
コリビングスペースは、みんなで使用する共用部分ではあるけれど、ひとりひとりにとってのリビングとなる場所。このサンダルが並んでいるのを見て、「自分の家のリビング」っていう感覚を持って暮らしていただいているんだなとなんだかほっこりしました。HAUNに住むならサンダル必須!?ですね。

イベントが始まるとみなさん興味津々。
ひとりひとりの自己紹介に加え、普段どんなチョコレートを食べるか、どんなチョコレートが好きかをシェアしていただき、ダンデライオンチョコレートのチョコレートバーをテイスティングするところからスタートしました。
ホンジュラスのカカオ85%のチョコレートから、カカオ70%のウガンダ、ベトナム。
今回はただチョコレートのお話を聞くだけではなく、参加者同士でテイスティングを楽しむイベント。
それぞれの産地によってどんな違いがあるのか、感じるままに表現していただきました。
普段チョコレートを食べて、その味わいを自分の言葉で表現したり、他の食べ物に例えるなんてほとんどしないので新鮮な気持ち。みなさん「おいしい」の先にある表現を必死に探していました。

「オレンジピールっぽい!」「トロピカルな感じだけどなんだろうこれ!」「あ~たしかに、わかるわかる!」などなど、ひとつのチョコレートをみんなでディスカッションするのって難しいけど楽しい・・・!大人数だと、「この人はこう感じているんだ、こんな表現もあるんだ~」など新しい発見や楽しさがありますね。
シングルオリジンのカカオ豆って個性的で、奥深い。
ダンデライオンのチョコレートをテイスティングしたあとは、チョコレートに使用される原材料と他社さんのチョコレートをテイスティングしました。

小皿の左から、脱脂粉乳、カカオマス、カカオバター、カカオニブ、きび砂糖です。
あとは、乳化剤とバニラも。
1種類ずつひとりひとりのお皿に取っていき、まずは原材料そのものをテイスティング。
こんな機会もワークショップならではですよね。

そして、市販の製菓用のチョコレートやLOTTE社のGhanaチョコを食べながら、実際に何の原材料が入っているのかみんなでクイズをしました。慣れ親しんだ味だけど、チョコレートの原材料ってあんまり気にしたことがないから案外難しい。
こうやって食べ比べてみると、ビーントゥバーチョコレートの方が風味や口当たり、個性的な味わいを感じることができました。なんといってもカカオ豆の産地ごとによって味が変わるっていうのが面白い!産地ごとはもちろん、焙煎の仕方や砂糖の入れるタイミングなどによっても味わいが変わるとか。
「私たちは、ひとつひとつのチョコレートバーにフレーバーノートという、そのチョコレートがどんな味がするのかを表記しています」と講師の齋藤さん。(例:ウガンダのチョコレートバーのフレーバーノート:マカダミアナッツ、フレッシュオレンジジュース、サワークリーム)
厳選したシングルオリジンのカカオ豆を使用し、ダンデライオンならではの製造工程を経て、一つのチョコレートバーが完成する。それぞれの豆が持っている個性的なフレーバーや特徴を存分に引き出すことを製造チームは常に意識しているとのことで、実際に作り手の方のお話を聞きながらいただくチョコレートはとってもおいしく、贅沢で有意義な時間を過ごすことができました。

今回のワークショップを通じて得た知識が、チョコレートを自分用や贈り物で買うときに生かされたり、普段よく口にするものでも原材料をみてから食べてみるのも面白いですね!チョコレートって食べると笑顔になれるから好きです。
お忙しい時期にもかかわらず、ワークショップを開催いただいたダンデライオンチョコレートさん、ご参加いただいた入居者のみなさま、ありがとうございました!
HAUNは、ただ暮らすだけの住まいではなく、新しいつながりやきっかけを生み出す場所でもありたいなと思っています。HAUNに住んだおかげで、料理が得意になった、新しい趣味ができた、人と話すのが好きになった、など、自分の人生を振り返ったときにHAUNでの暮らしを思い出してくれたら嬉しいな。
これからもみなさんの心地よい暮らしを彩るようなイベントを開催できたらなと思います。
それでは。
書いたひと:Sho Nishimura(HAUN)